期限後でも大丈夫!還付なら今からでも確定申告してみてはいかがでしょう

期限後でも大丈夫!還付なら今からでも確定申告してみてはいかがでしょう


以前にちょっと話に出た友人の確定申告が固まりそうです。
(まだ足りない数字があるので提出は先ですが)
この友人に限らず、確定申告すれば税金が戻ってくるのに
「忙しくて期限に間に合わなかったからいいや」
「戻ってくるのしらなかったけど期限過ぎてるし」
と、諦めている人に結構出会います。
いやいや、出しましょう!今からでもいいから確定申告をやりましょう。

こんな人は確定申告すれば税金が戻ってくるかも

会社勤めしている人なら、通常は会社が年末調整をしてくれます。
通常はこの年末調整だけで税金計算が完了するので確定申告は不要です。
ただ、たとえば下記に該当する人は確定申告すると税金が戻ってくる可能性が高いです。
1、退職したけど年内に再就職していない。
2、家を買って住宅ローン控除が受けられる。
3、医療費が10万円以上かかった。

1、退職したけど年内に再就職していない。
退職時点では年末調整してくれません。
源泉徴収票はくれますが「年調未済」と書いてあると思います。
この状態では税金計算が完了していないので確定申告で税額を確定します。
通常は、社会保険料や生命保険料控除は反映されていないので
所得税が還付される可能性が高いです。
(そもそもしたほうが良いというより、確定申告しないとダメなのですが)

2、家を買って住宅ローン控除が受けられる。
住宅ローン控除は購入した翌年以降は年末調整で反映しますが
初回だけはご自身で確定申告しないといけません。
確定申告すると、税務署から用紙が送られてきます。
2年目以降はその用紙を年末調整の際に勤務先に提出すれば
年末調整で住宅ローン控除をしてくれます。
自ら行動しないと税務署は(家を買った情報は知っているくせに)
何もしてくれないので、1年目だけは頑張って申告しましょう。

3、医療費が10万円以上かかった。
医療費を多く払うと医療費控除が受けられます。
簡単に言うと、払った医療費から10万円を引いた金額分だけ
所得金額を減らすことができます。
所得税率20%の人が、医療費で25万円払ったとすると
(25万円-10万円)×20%=3万円の所得税が戻って来ます。

期限後申告でも受け付けてくれる

上記のように税金が戻ってくる人はぜひ確定申告をしましょう。
期限後の申告であっても税務署は受け付けてくれるので安心してください。
また、ペナルティが気になりますが
「納付税額×○%」でペナルティが課されるので還付の場合は関係ありません。

3,4年前に自宅を購入したのに確定申告をずっとしていなかった人に出会ったことがあります。
上記のとおり購入初年度は申告が必要なのにしていなかったわけです。
でも、購入した年まで遡って申告をして、全ての年度でローン控除受けられたようです。

ただし、5年前の分までしか受け付けてくれませんので注意してください。

住民税も戻ってくるかも

所得税が戻ってきてバンザーイ\(^o^)/
さらに住民税も戻って来ます。
住民税は所得税の計算過程を基にしているので
その計算が変われば連動して再計算されます。
住民税率は10%なので、人によっては所得税以上に還付される可能性もあります。

まとめ

期限後でも確定申告をすれば所得税、住民税が戻ってくる可能性があります。
諦めずに当時の資料を探して申告してみてはどうでしょう。

【編集後記】
来週のお盆休みにはいよいよ、娘をふるさとに連れていきます。
ドキドキ、ドキドキ・・・