独立を決めた直後のコロナ禍に。それでも独立してよかった
- 2022.06.20
- 独立
私はコロナ禍の真っ只中に独立しました。
不安や後悔もありましたが、今はこの時期に独立して良かったと思っています。
独立を決めると同時にコロナ禍に
私が独立したのはコロナ禍の2021年4月です。
それまで事業会社のバックオフィス部門で会社員をしていました。
会社員の間も税理士資格はあったものの、自宅を事務所登録して開店休業状態でした。
事業会社に入社した当時から2021年ころを目安に税理士として独立したい旨は伝えていましたし、それなりに準備を進めていました。
2020年2月頃に改めて独立の意思を伝えて、事業会社の社長からも「応援する」といってもらえました。
なので独立自体予定通り、宣言通りではあったのですがコロナ禍だけは完全に想定外です。
独立を表明した直後に日本国内でも徐々に感染者が増えてきました。
その後、多くの会社と同じように勤務先も出社停止に。
国内全体の動きが止まったかのようになり「こんな状態で来年は独立して大丈夫なのか」と非常に不安でした。
悪い時期を経験できた
独立した2021年はコロナ禍の影響もあり世の中の先行きが明るかったのかといえば、決してそんな状況ではありませんでした。
ここ数年の期間で考えて独立する時期として最適か、というと適さない時期かなと思います。
それでも、結果的に食べていけていますし、むしろ景気の良い時期(というものがここ数年本当にあったのか知りませんが)の独立でなくてよかったなと。
独立すると収入が不安定になりますし、仕事がない、少ないという状況ですので不安になります。
独立する前、会社員のころは毎月必ず給料が振り込ましたので、その環境の変化を考えれば不安だったのは当然かなと。
独立を決意し退職を告げたあとは、不安な気持ちから色々と悪い方向に考えてしまいました。
ただ、視点を変えればもうこれ以上悪い状況にはならないとも考えられます。
世間も自分の状況も今が底に近い状態、あとは浮上するか悪くても現状維持だと思えば気が楽になりました。
それに、過去を振り返るとなんだかんだ10年以内に国内外で経済状況を大きく変える出来事が繰り返し起こっています。
今後はわかりませんが、いずれ独立したいと思っているなら早く独立していたほうが今後の大きな事態にも対応しやすいと思います。
今は一般的に独立に向かない時期であるのだと思いますが、逆に「最適な時期」というのがやってくるのかというとそんなことは誰もわかりません。
今よりいい時期が来るかもしれませんし、もっと悪い状況になってているかもしれません。
例として適切かわかりませんが、いま為替が1ドル135円くらいです。
去年の今頃こんな状況になるとは思っていませんでしたし。
であれば、やらない後悔よりやった後悔というか、「思い立ったが吉日」で独立してしまったほうが結果的にいいのかなと。
オンラインで仕事しやすい環境になった
コロナ禍の影響で変化したことの1つとしてオンラインで仕事がしやすくなりました。
接触を避けるためテレワークを導入する会社が増えましたし、zoomなどのオンラインでもやり取りも増えました。
独立する前から、独立開業するなら自宅事務所と決めていました。
そのつもりで自宅を購入し、私の仕事部屋として1つ部屋確保していました。
ただ、開店休業状態だったこともあり仕事に適した環境ではなかったです。
自宅はそんな調子でしたが、コロナ禍で当時の会社でもテレワークが導入されました。
これをきっかけに仕事部屋を仕事がしやすい環境に変えていきました。
独立まで1年ありましたので1年間をかけて不用品を断捨離したり、備品を少しずつ揃えていくことができました。
また、zoomをはじめとするオンライン対応の練習ができました。
(練習というと前の勤務先に怒られそうですが)
この時期に世の中でオンライン打ち合わせが当り前になり、地理的な距離は以前より意味がなくなっています。
おかげで独立後の営業や面談がやりやすくなったのは、コロナ禍とはいえ不幸中の幸いでした。
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